連載・コラム マリファナのおはなし

編集: Weekly LALALA - 2019年11月22日

Vol.38          CBDに続く注目のカナビノイド『CBN

 

世界中で続々とマリファナの医療としての可能性が認められていく中、マリファナから抽出される成分「THCCBD」といえばどのような成分でどのような効能があるかという見解は広がってきています。

日本ではCBDの方が圧倒的に一般的に浸透しているのではないでしょうか。

 

大麻草にはカナビノイドというマリファナ特有の成分が存在し、前述したTHCCBDは大麻草に含まれる二大カナビノイドです。簡単に説明するとTHCは精神作用がありハイになり、CBDは精神作用がなく、ガン細胞を自滅させる効能や、イライラの緩和、抗炎症作用によるリュウマチの痛みの軽減、てんかんやPMS、不眠改善の効果があるなど様々な効能があることで知られています。

THCCBDをはじめ大麻草に存在するカナビノイドはなんと100種類以上といわれていて、私たちが普段耳にしているカナビノイドはほんの一部に過ぎないのです。

 

世界中で注目され大きく取り上げられているCBDと合わせて最近マリファナディスペンサリーで見かけることの多くなってきたカナビノイドをご紹介します。

その名も「CBN(カナビノール)」です。

 

©Weekly LALALA

CBNTHCが入ったカモミールティ。

 

 

CBNはどうやって作られる?

CBN自体は通常の大麻草には存在しない成分。なんじゃそりゃ、じゃあどうやって作られるのかというと、大麻草が花(バッヅの部分)をつけ、成長するにつれてTHCAというカナビノイドが脱炭酸してTHCになり、そこからまた時間をかけてTHCが酸化し劣化することによりCBNへと分解されるのです。

THCからCBNへの自然な分解は数ヶ月かかると言っていたグロワーさんもいました。

ず〜っと長い間置いておいたバッヅにはCBNが豊富に含まれている可能性があるということですね!

成熟した大麻花からしか抽出することができないCBNは、抽出率も良くなく抽出自体も難しい成分ともいわれています。

ですが人々が注目すべきはその効能。どんな効能があるのでしょうか?

 

睡眠導入用のCBNのカプセル。一つに5mgCBNが含まれています。

 

 

CBNの効能は?

①睡眠障害

CBNにはマイルドな精神作用しかなく、気持ちを静めて眠気を誘うのでCBNは睡眠障害に大きな効き目をあらわすことで知られています。

マリファナディスペンサリーで見かけるCBN商品は睡眠を導入する用のCBDと合わせたオイルティンクチャーやカプセル、カモミールと合わせたお茶なんかもあります。

 

②鎮静作用

CBNには素晴らしい鎮静作用があり、不安・緊張・抑うつなどの治療、筋痙攣、麻酔の前などに用いられる処方箋の鎮静剤よりも少量で優れた効果を発揮するんだそうです。研究結果では2.55mgCBN510mgのジアゼパムと同じくらいの効き目をもたらすんだとか。

 

③骨の成長を助ける

骨の成長を助け、骨自体を強くするので、骨折からのリカバリーにも効果があるといわれています。

 

④食欲の増幅

THCよりも食欲を増幅させるので、体が弱っているけど食欲がない!という時もCBNは助けになりそうです。

 

このようにたくさんの効能があるCBNですが、他にも存在するカナビノイドの十分な研究がされていないのが現実。研究には資金がかかります。国がサポートすればもっと研究のスピードも格段に上がると思うのですが、今世界中で国をあげてマリファナの研究をしているのはイスラエルをはじめ数カ国だけという事実は意外ではないですか?

世界中でやっとマリファナが認められはじめて研究が始まった、という見方の方が正しいのかもしれません。研究がされればされるほど新しい発見があり、マリファナを医療目的で使用できる機会が増えますからいい話でしかないですよね。

 

かなりホットなニュースになりますが、アメリカでは11月20日に連邦レベルで大麻を合法化する法案が24対10で可決されました。アメリカ国として、大麻をドラッグとして扱わなくなる完全なる合法化に向けてはまだ少し時間がかかりそうですが、LSDやMDMAと同等ドラッグとしてが「スケジュール1」として位置付かられていた大麻がスケジュール1削除されるということなんです!これは世界的に見てもかなり大きな第一歩なのは間違いありません。

 

これに伴い大麻が合法化される以前に大麻絡みで逮捕され、現在も刑務所に入っている人々を助けようとする動きが強まることは間違いなく、今後どんな動きがあるか注目です。


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sodan@la-network.com

■カンナビスライフスタイルアドバイザー

Blue Dreamz Eiju

茨城県出身、ロサンゼルス在住10年目。2010年に語学留学目的でロサンゼルスに渡米後、メルローズ沿いの洋服屋でマネージャーとして勤務する。独自のセンスを生かし、セレクトシューズブランドADORE Los Angelesを立ち上げ順調に売り上げを伸ばすが、兄の死をきっかけに目的を見失う。人間活動に専念しようと生きていく中で医療大麻というものを知り、LAローカルたちの大麻に対する価値観の違いに衝撃を受ける。自身も医療大麻に助けられたという経験から、LAのマリファナシーンに身を投じるべくLAダウンタウンにあるカンナビスディスペンサリーで働き始め、マネージャーを務めるという経歴を持つ。

「日本人は小さい頃から大麻は人生をダメにするドラッグだと教えられる中、世界各国では医療用、そして嗜好用大麻が続々と解禁になっているのはギャップがありすぎるなと思いませんか?大麻にはメリットがあります。大麻によって精神的にも肉体的にも助けられた人をたくさん見ました。大麻先進国ロサンゼルスの事情をお届けし、大麻に偏見がある人の意識を少しでも変えていけることができればと思います。」

Instagram : @bluedreamz

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