連載・コラム ロサンゼルスで暮らす人々

編集: Weekly LALALA - 2020年01月15日

競技麻雀の魅力を広め、
ガーデナを麻雀の聖地に

麻雀道場主宰者
中村 純子
Junko Nakamura


 

ガーデナに麻雀道場・教室を構え、競技麻雀の普及に努める中村純子さん。全自動麻雀卓など麻雀用具を取り扱う代理店MJ Starsも運営。日本で麻雀の認定講師を取得、教室では入門講座を無料で開講(テキスト代は別)。出張講座も受け付けている。 15225 S. Western Ave. #104 Gardena CA 90249
losangelesprideofmahjong@gmail.com / laprideofmahjong.com

 

  「ガーデナを麻雀の世界大会が開催される麻雀の聖地にしたい」。ダイナミックな夢を掲げ、ロサンゼルスを拠点に麻雀の普及活動に力を注ぐ中村純子さん。

2016年にガーデナに麻雀道場・麻雀教室「らぽん」をスタート。今年5月で5周年を迎え、現在の会員数230名を数える。

麻雀といえば、頭に浮かんでくるのが、たばこが煙る中での賭け麻雀といったひと昔前の雀荘。

そのイメージを覆す中村さん主宰の道場には、明るく広々としたスペースに手入れの行き届いた美しい全自動麻雀卓がずらりと並ぶ。

会員は10歳の子どもから上は80歳まで年齢幅が広く、日本人だけではなくアメリカ人も多数所属する。LAローカルの会員がほとんどで、中にはリバーサイドエリアやサンディエゴ、サンタバーバラ、州外から通う熱心な会員もいるのだという。

「全米約30ヶ所に麻雀愛好会がありますが、固定の道場を構えて展開しているのは、この道場とサンフランシスコにある1軒のみです。Los Angeles “Pride” of Mahjong(LAPOM)『らぽん』は、お金を賭けずにプライドをかけよう!がコンセプト。賭け麻雀ではなく、リーグトーナメントで戦う『競技麻雀』です。競技シーズンは、1年を1~3月、5月~8月、9月~11月の3シーズンに分けてトーナメントを行い、チャンピオンを決定。ここ最近はアメリカ人の優勝が続いています」

 

麻雀歴20年以上の中村さん。

「昔、家族や親戚で集まって麻雀をしていたのが、私にとって本当に楽しい麻雀の思い出です。麻雀は最低4人が必要のゲーム。卓を囲んでおしゃべりを楽しみながらも真剣に勝負に取り組む。そんな麻雀の魅力を体感し分かち合えるコミュニティを作りたい、アメリカで麻雀を通してさらに多くの人と繋がりたいと常々思っていたところ、追い風がきたんです。日本では2018年に麻雀のプロリーグであるMリーグが発足。麻雀の競技化に拍車がかかり、また高齢者の認知症予防の健康麻雀も注目されています。賭けない競技麻雀の人気度・認知度が上がっているんです」

 

麻雀は、勝負の上で運の波に左右されたり、忍耐強さやメンタルコントロールを要する厳しさもある、まさに卓上のスポーツ。

この道場は、そんなスポーツマン魂に燃えるプレイヤーたちがストイックに勝負に挑むステージであり、ネット麻雀が主流の昨今では貴重な、ローカルの人々が卓を囲んで交流する集いの場でもある。

中村さんは、この場所を世界大会を開催できる競技麻雀の聖地にしたいと話す。

「古き良き日本の美しい麻雀文化、そして日本の今の麻雀のトレンドを正しく伝えるのが自分の使命だと思っています。そして、『麻雀といえばガーデナ』と言われる夢を実現したいですね」。

たくさんの人に麻雀の楽しさを知ってもらいたいと、大相撲式の日曜番付も開催。日曜番付の開催日は日曜日。リーグ試合の開催は土曜日。

会員は、日本人、アメリカ人、アジア人などインターナショナル。麻雀を通して日本文化体験や、国際交流ができるのも魅力。アメリカ人会員の中には、麻雀が日本語を学ぶきっかけになった人も。

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